筆者は最近、仮想通貨のDeFi(ディファイ)というものにはまっており、Pancake Swap(パンケーキスワップ)というDEX(デックス)をよく使っている。
なお、DeFiは「decentralized finance」の略で日本語では「分散型金融」と呼ばれている。
その分散型金融を活用する取引所がDEXと呼ばれ、日本語では分散型取引所と訳される。
日本でもDeFiに対する認知度が徐々に高まってきているようで、参入者も徐々にではあるが増えつつあるようだ。
DeFiをされている方にとっては、パンケーキスワップは毎度おなじみのDEXとなっているが、使っている中でトラブルが起きることも多々あると思う。
筆者の場合は、パンケーキスワップで仮想通貨同士をSwap(交換)しようとしたときに、「price impact too high」というエラーが出てSwapできないという現象が発生した。
この「price impact too high」というエラーは一体何なのか。また、その意味についても触れていこうと思う。
目次
パンケーキスワップで「price impact too high」と表示!?
Pancake Swap(パンケーキスワップ)にてSwapしようとしたときに表示される「price impact too high」と出てくる症状。
これはどうやら、通貨の流動性に与える影響が大きくなることから、取引が制限された結果、表示されるエラーのようだ。
DEX(分散型取引所)では、流動性プールというものが用意されており、そのプールが小さいとこういった現象が起きることがある。
つまり、流動性プールに預けられている仮想通貨の量が少ないと、その通貨のレートや価格に与える影響が大きくなりやすい、そのため、一定の量の取引が制限される。
その結果、「price impact too high」というエラーが表示されるようだ。
なお、こちらのエラーの対処法としては、Swapする仮想通貨の量を減らしたり、スリッページ(slippage)のパーセンテージを上げてみることで、Swapできる可能性がある。
あまりにも流動性プールが小さいとそれでもSwapできないことがあるが、その場合は、流動性が供給されプールが大きくなるのをひたすら待つしかないようだ。
ちなみに、こちらのエラーは価格・レートに与える影響が大きい場合に発生する制限のため、パンケーキスワップに限らず他のDEXでも起こりうる。
「price impact too high」の意味とは?
次に、「price impact too high」の意味についてであるが、そのまま訳すと「価格への影響が高すぎる 」という文言になる。
こちらは前述させていただいたように、流動性プールの量によっては、一定量の取引において価格・レートへの影響が大きくなる。
その意味として、Pancake Swap(パンケーキスワップ)などのDexで「price impact too high」と表示が出る模様だ。
考察・まとめ
「price impact too high」というエラー、こちらは筆者も痛い経験をしたが、価格が上がった後にSwapしようとしてもできないという絶望感は未だに忘れられない。
スキャムコインと呼ばれる詐欺の仮想通貨を購入したときも、流動性がなくSwapできないということが起こりうるようだ。
筆者の場合、とある仮想通貨を購入し、10分後くらいに売ろうと思ってSwapしようとしたら、「price impact too high」というエラーが表示された。
どうやら、その通貨は販売が開始されてからすぐに売れない通貨となっていたようで、結果その通貨は電子ゴミとなってしまった。
ちなみに、Swapするときのトークンの枚数を減らしたらSwapできるようにはなったが、ガス代(手数料)の方が高く、実質無価値となってしまったのだ。
幸い、そのとき失った金額は5000円だったのでそこまで大きくはないが、それでも初めての経験ということもあり、ショックであった。
ちなみに、バイナンススマートチェーン(BSC)上で取引できる仮想通貨については、「Binance (BNB) Blockchain Explorer」というサイトで、トークンホルダー数や取引履歴などが確認できるので、スキャムコインであるかどうかを見極めるのには是非、ご活用いただければと思う。
筆者も失った5000円は勉強代として、スキャムコインには注意しつつDeFiを活用していきたいと思う。