今、フィナンシェ(FiNANCiE)がかなりの盛り上がりを見せている。
フィナンシェというとお菓子のフィナンシェを売却できない想する方も多いかと思うが、今回解説するのはそのフィナンシェではなく、トークン発行型クラウドファンディングのアプリとなる(スマホアプリとWeb版あり)。
フィナンシェでは、様々なプロジェクトが開かれており、応援したいと持ったときにコミュニティトークン(CT)を購入してサポーターとなることができるのだ。
そして、コミュニティに参加してコメントしあったり、購入したコミュニティトークンをフィナンシェのマーケットで売り買いができるという特徴があり、とても新鮮味のあるものとなっている。
今回はそんなフィナンシェでコミュニティトークンが売却できない場合や売却制限について解説してみようと思う。
目次
フィナンシェ(financie)の売却制限とは?
まず、フィナンシェ(FiNANCiE)でコミュニティトークン(CT)を売却できない場合に考えられるものとして、売却制限というものが課されることがある。
というのも、初期サポーターになるための初期トークンを購入した場合、ロックアップという一時的な制限がかかり、一気に全部売り払うことができない仕組みとなっている。
その他、追加販売でトークンを購入した場合も同様に売却制限がかかる。
その内容としては、初期トークン(追加販売のトークン含む)を購入した直後のマーケットでは25%が売却可能となっており、その後3か月(90日)ごとに25パーセントずつロックが解除されていくものとなっている。
つまり、初期トークンを購入後に開かれたマーケットではすぐに全部売ることはできず、3か月経つまで25パーセント分しか売ることができない。
詳しくは、FiNANCiE公式サイト「FiNANCiEガイド・ヘルプページ」よりご確認いただければと思う。
ちなみに、初期トークン販売の後に開かれるマーケットプレイスでの売り出しを2次販売と呼ばれるが、2次販売で購入したトークンはロックアップの制限がかからないので自由に売ることができる。
ただし、マーケットプレイスが開かれてから、5日間は1取引1000円までのオーダーという制限がかかる。
その他フィナンシェ(financie)でトークンを売却できない場合
特に売却制限がかかっていないのにフィナンシェ(FiNANCiE)でコミュニティトークン(CT)が売却できないというパターンで、マーケットが混雑していることが原因で起こることもある。
マーケットが混雑している時は、売り注文や買い注文が通りにくく、一度通ったとしても失敗することがある。
その場合は、売り注文の画面の下に、売却額(最低希望)という欄があるので、そちらに「1」を入れるなどして極端に低い数字を入れることで注文を通りやすくすることができる。
ただし、最適希望額を下げると思った額よりも低い額で売却してしまう可能性もあるのでその点は注意が必要となる。
なお、売却制限やマーケットの混雑にも該当せず、特に思い当たる原因がなくトークンの売却ができない場合は、フィナンシェの運営事務局に一度相談してみるとよいかもしれない。
トークンホールドによる売却制限
フィナンシェでは、コミュニティトークンをホールドすることによって180日間(およそ6か月)、売却できなくなるという仕組みもある。
ちなみに、ホールドすることによるメリットについては、FNCTが報酬としてもらえるというもの。
FNCTについては、フィナンシェが発行する暗号資産であり、暗号資産取引所で売買することが可能となっている。
このトークンホールドは、CTH(コミュニティトークンホールディング)とも呼ばれており、毎月報酬を得られるメリットがあるが、その代わりに180日間は売却できなくなるので注意が必要だ。
なお、CTHの詳細については、フィナンシェ公式「トークンをホールドして、FNCTをもらおう!」のページにてご確認いただきたいと思う。
考察・まとめ
筆者はフィナンシェを始めてみて、とても画期的で面白いシステムだと思った。
ただ、始めたのはわりと最近だったため、もっと早くに始めていれば良かったと少し後悔している。
あと思ったのは、人気あるプロジェクトの初期トークン販売終了後に開かれる2次販売でトークンを購入するのはとても困難である点だ。
特に初期トークン販売終了後の、1回目ストップ高、2回目のストップ高までにトークンを購入するのはかなり難しく、熾烈な争いを極めるという点だ。
そして、筆者も何度かやらかしているのだが、最初の方では全然買えないので、なんとかして買おうと躍起になっているうちにようやく買えたと思った頃には、大量に売り出され、トークン価格が暴落するという悲劇にあっている。
もちろん、たとえトークン価格が下がってもプロジェクトを応援し続けたいと思う方は気にしないと思うが、筆者のようになかなか平常心を保ちづらいという方も中にはいると思う。
なので、そういう場合は、初期販売が終了してから2回目のストップ高までは購入をチャレンジし、それ以降は手をつけないようにするのが無難であるかもしれない。