ChatGPTというAIツールを提供しているあの有名なOpenAI社が新規株式公開(IPO)を申請したということで話題となっている。
ChatGPTを使っていると、「OpenAIに投資できたら面白そう」と感じる人は多いはずだ。
筆者もOpenAIの株が上場したら買いたいとは思うが、2026年6月時点でOpenAI社の株はまだ一般の証券口座から買えないのである。
今回は気になるオープンAIの株はいつ買えるのか?そして、IPOが実施されたら日本で買えるのか?
ということで、買い方などについて見ていきたいと思う。
目次
OpenAIの株はまだ買えない
結論から言うと、2026年6月時点でOpenAI株は一般の証券口座から直接買えない。
理由はシンプルで、OpenAIはまだ証券取引所に上場していないからである。
実際に筆者は楽天証券、SBI証券、マネックス証券などで米国株を検索してみたが、OpenAIについてはAppleやNVIDIAのように普通に買える状態ではなかった。
ただし、状況は少し動いており、OpenAIは2026年6月8日に、米国証券取引委員会へIPOに向けたドラフト登録届出書を秘密裏に提出したとされている。
これは「上場が確定した」という意味ではないが、上場に向けた正式な準備段階に入ったと見ることはできる。
なお、上場日や公開価格は未確定となっている。
OpenAIのIPO株はいつ買えるか予想
OpenAI株を買えるようになる時期がいつなのかについては、IPOが実際に実施されるかどうかで決まる。
IPOとは、これまで非公開だった企業が株式を市場に公開し、一般投資家が売買できるようにする手続きである。
OpenAIはIPO関連書類を秘密裏に提出したとされるが、会社側は上場時期についてまだ決定していないとも伝えられている。
Business Insiderによれば、IPOに向けた動きはあるものの、時期はなお流動的であるという。
したがって、現時点では「上場準備は進んでいるが、具体的な上場日を断定できる段階ではない」と見るのが妥当である。
今後は、IPOに関する情報開示が少しずつ進む可能性がある。
その後、証券取引所や証券会社で銘柄情報、ティッカー、公開価格、上場予定日などが確認できるようになり、個人投資家が購入できる段階に近づく。
ただし、大型IPOは市場環境の影響を受けやすい。
AIブームが続いていても、金利、株式市場全体の地合い、規制、収益性などによって延期されることは珍しくない。
特にOpenAIのように世界中から注目される企業では、上場前に確認すべき事項も多くなる。
OpenAI株を買える時期については、現時点で大きく3つのシナリオが考えられる。
2026年後半に上場するケース
早ければ2026年後半に上場する可能性がある。
IPO準備が順調に進み、必要な書類の公開や審査が進めば、このシナリオも十分にあり得る。
ただし、大型IPOは市場環境によって延期されることも多い。
2026年末〜2027年前半のケース
現実的には、この時期を見込む投資家も少なくない。
OpenAIほど規模の大きい企業では、財務情報の整理、投資家向け説明、ガバナンスの設計などに時間がかかるためである。
上場延期の可能性
注意すべきなのは、IPOが必ず予定通り進むとは限らない点である。
市場環境が悪化した場合や、会社側が非公開のままでいる利点を重視した場合、上場は延期される可能性がある。
OpenAI株の買い方(日本で買う場合)
日本の個人投資家がOpenAI株を買う現実的な方法は、IPOで配分を受けるか、上場後に米国株として買うかのどちらかである。
IPOで買う方法
IPOで買う場合は、上場前に証券会社を通じて申し込み、配分を受けられた場合に公開価格で購入する流れになる。
ただし、OpenAIのような人気企業のIPOでは、個人投資家にどれだけ配分されるかはわからない。
申し込めば誰でも買えるわけではなく、証券会社の取り扱い、抽選、配分ルールに左右される。
・IPO募集情報が出たら条件を確認する
・申し込み後、当選または配分があれば購入できる
・人気IPOでは買えない可能性も高い
上場後に米国株として買う方法
多くの大学生や若年層にとって、より現実的なのは上場後に買う方法である。
OpenAIがNYSEやNASDAQなどに上場し、日本の証券会社が取り扱えば、通常の米国株と同じようにティッカーを検索して注文できるようになる可能性がある。
この方法のメリットは、IPO抽選に参加できなくても購入チャンスがあることだ。
一方で、上場直後は株価が大きく動きやすい。
話題性で一気に上がることもあれば、期待が高すぎて下がることもある。
未上場株・セカンダリー市場は慎重に見る
上場前の株式が、未公開株やセカンダリー市場で取引されることはある。
ただし、これは一般の個人投資家向けとは言いにくい。
OpenAIは未公開株の無断譲渡について注意喚起しており、OpenAI株式には譲渡制限があると説明している。
つまり、「OpenAI株を今すぐ買える」とうたう勧誘を見た場合は、かなり慎重に確認する必要がある。
OpenAI株を買う前に見るべき判断基準
OpenAI株を買うかどうかで判断する上で一番大事なのは、「ChatGPTがすごいから買う」というのはナンセンスだ。
もちろん、OpenAIはAI時代を象徴する企業の一つだ。
ChatGPTをきっかけに生成AIは一気に広がり、レポート作成、プログラミング、就活準備、英語学習など、大学生活にもかなり入り込んできた。
これは便利すぎる、と感じた人も多いだろう。
しかし、便利なサービスを作る会社と、投資先として魅力的な会社は同じではない。
株価には、将来への期待が先に織り込まれる。だから、期待が大きすぎる価格で買ってしまうと、会社がしっかり成長しても、投資成績が思ったほど伸びないことがある。
ちなみに筆者も、ただ何となく名前も知れ渡っていて便利なツールを提供しているからという理由で投資したら、思ったほど上がらず逆に損してしまった経験がある。
OpenAIを見るときは、AI市場の成長だけでなく、収益性、計算資源への投資負担、競合、規制、提携先との関係まで見ておく必要がある。
AIモデルを作るには、巨額のコンピューティング費用がかかる。
ざる蕎麦なら大盛りにしても数百円差で済むが、AIの大盛りはサーバー代の桁が違う。
だからこそ、OpenAI株を買う前には、「話題だから」ではなく、「事業として本当に強いのか」を確認する視点が欠かせない。
IPO前後に確認したいのは、S-1と呼ばれる上場関連資料である。
S-1には、事業内容、売上、損益、リスク、資金の使い道、株主構成などが記載される。
数字が読めなくても、まずは次の点だけでも見ておきたい。
・利益、または赤字の理由は説明できるか
・AIインフラ投資の負担は大きすぎないか
・Microsoft、Google、Meta、Anthropicなどとの競争に勝てる材料はあるか
・公開価格に期待が乗りすぎていないか
・余裕資金の範囲で買えるか
特に大学生や若年層なら、いきなり大きな金額を入れるのではなく、まずは少額で米国株の仕組みを学ぶほうが安全である。
今できることとしては、米国株を買える証券口座を準備し、公式発表とIPO情報を確認し、公開資料を読める状態にしておくことだ。
「買えるか」だけでなく、「その価格で買う価値があるか」まで考えられるようになれば、投資家として一歩前進したといえる。









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