6人組のオルタナロック・バンドである「ポルトガル・ザ・マン(Portugal. The Man )」が、来日して情報バラエティー番組の「スッキリ」に登場し、日本で初の生出演ということで、さらに注目を浴びている。
ポルトガル・ザ・マンは2006年にデビューしたとのことであるが、彼らの曲「Feel It Still(フィール・イット・スティール)」は、日焼け止めや、飲料水など様々なCMソングとして海外に起用されるなど、かなりの人気となっている。
そして、中でもメンバーのベーシストである車椅子に座っていた方と、美しく高い声で歌う、ボーカルの方に注目が集まっているようだ。
ギターの方はなぜ、車椅子に座っているのか気になるところだが、今回はそんな話題のバンド「ポルトガルザマン」にスポットを当ててみたいと思う。
ポルトガルザマンの車椅子の人について
ポルトガル・ザ・マンのベーシストは「ザカリー・スコット・カローザーズ(Zachary Scott Carothers)」さんという方で、彼の画像などを調べてみても、常に車椅子に座って行動されているようだった。
【※追記】
車椅子で演奏をされている方は、ザカリーさんではなく、「エリック・ハウク(Eric Howk)」さんであったので、訂正させて頂きたいと思う。
なぜ、車椅子に座っているのか、予想されるのは病気やケガ、障害などで、足が不自由である可能性が考えられるが、調べてみたところ、どうやら彼は、高いところから落下して、重傷を負われたようだ。
なんでも、2007年に、12フィート(365.76cm)の高さから落下して脊髄を損傷したとのこと。
落下の際、椎骨を骨折し、体が胸骨から麻痺をしてしまった為に、車椅子で生活をされているとのことだった。
体の麻痺があるということは、おそらく高所からの落下により圧迫骨折を引き起こした為、脊髄を損傷したのではないかと考えられる。
脊髄を損傷すると、体の麻痺や脚の筋力低下などを引き起こすとされており、この症状を「遅発性神経麻痺(ちはつせいしんけいまひ)」と呼ばれている。
遅発性神経麻痺を引き起こしてしまうと、完治するのが困難で、介護や車イスなしでの生活が困難になるともいわれている。
ただ、エリックさんは大怪我を負ったものの、ギターの演奏は可能であったので、その出来事以来、車椅子で演奏をされてきたようだ。
それにしても、大きなケガを負ったにも関わらず、こうして、メンバーの一員としてご活躍されている姿からは感動すら覚える。
ちなみに、エリック・ハウクさんは、ギターとバッキングボーカル(コーラス)を担当されているとのこと。
ポルトガルザマンのボーカルについて
次に、ポルトガル・ザ・マンのボーカルについて見ていこうと思う。
ポルトガルザマンのボーカルは、ジョン・ガーリー(John Gourley)さんということで、ギター兼ボーカルを担当されているようだ。
その歌声はまるで女性のように高く美しく、聴く者を全て魅了する力があると感じる。
そんな、ポルトガル・ザ・マンの動画については以下となっている。
YouTube公式動画「Portugal. The Man」より
ちなみに、こちらの動画の曲は冒頭でも触れさせて頂いた、「Feel It Still(フィール・イット・スティール)」という曲で、リズミカルでオシャレな印象が強く、世界的に大ヒットを記録するという大変人気のある曲となっている。
考察・まとめ
ポルトガル・ザ・マンは今年2018年にて、グラミー賞を受賞されており、とても勢いにのっているロックバンドとなっている。
オルタナティブチャートでも、20週連続1位を記録するという快挙も成し遂げている。
筆者自身も、彼らの披露する曲「Feel It Still」に最近はまっており、何度も聴いてしまうものだ。
また、この曲を聴くと、ついつい踊りだしてしまいたくなるので、不思議である。
ポルトガルザマンには是非とも、これからも世界的に大活躍して頂きたいと思う。