現在、小林麻央さんは一時退院されており、
2016年10月13日の今日も彼女は外出されており、
その様子が麻央さんのブログにもアップされていた。
ちなみに、麻央さんが入院されていた病院の主治医の方は、
「オプジーボ(ニボルマブ)」という新薬に注目しているようだ。
麻央さんの余命は年内で、末期状態なのではないかとの、
心配する声も上がってるが、その薬の効果や値段とは、
いかなるものなのであろうか。
今回はそのことについて、迫ってみたいと思う。
◆小林麻央の現在◆
小林麻央さんは乳がんを患ったということであるが、
進行度合いに関しては、彼女自身のブログにて、
ステージⅣであることが判明している。
そして、ステージⅣの特徴しては、
乳がんが他の臓器、例えば骨や肝臓、肺などへの
転移が見られるのが最大の特徴といわれている。
また、乳がんが最も転移しやすい場所は、
骨といわれており、転移した場合は、
その部位が痛んだり、骨折の症状が現れたりする。
そして転移が現れる骨の部位は、
「頭蓋骨・大腿骨・上腕骨・胸椎・腰椎・背骨・骨盤・肋骨」、
となっており、腰椎に移転すると腰、
胸骨に移転すると背中に痛みを伴い、
時間経過に伴い、痛みは強さを増していくようだ。
気になる小林麻央さんは、癌がどこまで転移していたのかは、
はっきりとはわからないものの、
手術をしたことは彼女のブログにて公表されており、
脇の下のリンパ節及び、左乳がんを切除する手術が行われた。
こちらの手術は痛みを減らすのが目的で行われ、
2時間以上の時間がかかったという。
以前までは手術は困難であったが、
抗がん剤治療の効果により、がん組織を縮小させ、
手術に踏み切ることができたようだ。
その結果、状態は良くなり、一時退院できるに至ったのだ。
◆新薬の効果とは?◆
小林麻央さんが入院されていた病院の、
主治医の先生も注目するという新薬の「オプジーボ(ニボルマブ)」。
こちらは世界各国で注目を集めているほどの、かなり凄い良薬のようだ。
具体的にどのような効果があるのかというと、
癌細胞が免疫細胞と衝突した際、
免疫細胞に存在するブレーキボタンをがん細胞が押し、
攻撃を止めさせてしまうそうだ。
しかし、新薬、「オプジーボ(ニボルマブ)」の効果は、
このがん細胞のブレーキを押させないようにすることが可能であるとのこと。
その結果、免疫細胞の攻撃力をキープし、
がん細胞を撃退することができるようだ。
また、その効果は末期症状である肺がん患者の死亡リスクを、
驚くことに4割も軽減させたという。
さらに、米国の研究チームでも実証済みで、
がん細胞が様々な部位に転移している乳がん患者に、
薬を使用したところ、中には検査を受けた時にがん細胞が検出されない、
いわば寛解といわれる状態にまで、回復された方もおられるとのこと。
まさに、今までにない画期的な、良薬といえるのではないだろうか。
◆薬の値段とまとめ◆
「オプジーボ(ニボルマブ)」は、
とても素晴らしい新薬であることは分かったが、
気になるのはやはり、お値段であると思う。
一体いくらかかるのであろうか。
オプジーボの国内販売価格は、100mgで約73万円になるそうで、
投与の量に関しては、患者の体重や癌の種類によって異なるため、
一概には言えないが、場合によっては、
年間で約3500万円にも及ぶことがあるという。
ただ、自由診療の場合はもちろん全額自己負担であるが、
保険診療を受けた場合は、高額療養費制度が適用されるため、
患者が負担する分を除いた3000万円程の額は、
国が負担してくれるということになる。
値段が高額ということもあり、小林麻央さんも新薬、「オプジーボ(ニボルマブ)」を
使用されるのかどうかは分からない。
とはいえ、末期の状態でも効果が期待できるので、
病院の主治医もそれを勧め、もしかすると使用されるかもしれないが、
今後、どのようにして治療が行われるのか注目したいところ。
そして、麻央さんが乳癌から、完全に回復することを祈りたいと思う。