前回ドラマ「LEADERS1(リーダーズ1)」が再放送され、かなりの感動を呼んだが、2017年3月26日の今日、再びあの感動が蘇るようだ。
そう、今度はドラマ「LEADERS2(リーダーズ2)」が21:00から放送されることとなっている。
リーダーズ2では前回のリーダーズでは語られなかった営業部門でのストーリが放送されるという。
なお、ドラマ作品における主なモデル企業は「トヨタ自動車」ということであったが、「愛知トヨタ自動車」もモデルとなっている。さらに「愛知製鋼」もモデルになっているのでは?という噂も流れているが実際はどうなのか。
また、高梨壮夫や、西国銀行に関するモデルの詳細などにも注目が集まっているが、今回は主にこれらのことについて見ていこうと思う。
◆「リーダーズ2」のモデル企業について◆
ドラマ「LEADERS(リーダーズ)」の1と2に登場する企業と、そのモデルについては以下のようになるようだ。
・「アイチ自動車工業」→「トヨタ自動車」
・「若草自動車」→「日産自動車」
・「日の出モータース」→「日の出モータース(※後に愛知トヨタ自動車となる)」
・「阪中自動車」→「ヂーゼル自動車工業」
・「大島プレス工業」→「小島プレス工業」
・「三河銀行」→「東海銀行」
・「松坂銀行」→「三井銀行」
・「西国銀行」→「住友銀行」
以上が、ドラマ「LEADERS(リーダーズ)」のモデル企業となるが、中でも作中に登場する「アイチ自動車工業」と「西国銀行」との50年に渡る確執が描かれている。
これは実際に「トヨタ自動車」と「住友銀行」との間で50年もの間取引が行われなかったという実話を元にしたという、とてもリアリティに満ちたものとなっているので、かなり必見である。
なお「日の出モータース」に関しては実際にあった名前の企業で、「愛知トヨタ自動車」という社名になったのは、1948年8月となっている。
◆愛知製鋼について◆
ドラマ「リーダーズ」のモデル企業に「愛知製鋼株式会社」はあるのかどうかは調べてみたところ特に情報なく不明であったが、ちなみに同社は、トヨタグループの一員で特殊鋼メーカーとなっている。
なお、愛知製鋼は1940年に設立されており、トヨタ自動車との関わりはかなり深い部分で繋がっている。
気になるその歴史を見てみると、元々は「株式会社豊田自動織機製作所」という日本の機械メーカーが1926年にが設立されたのであるが、1933年に動車製造の部署を作るため、「自動車部」が設置され、その翌年の1934年に「製鋼部」が発足。
そして後に、「自動車部」が「トヨタ自動車」へ、そして「製鋼部」が「愛知製鋼」へと独立する。
つまり、元をたどればトヨタ自動車と愛知製鋼は同じであったということが言える。
こちらは筆者の個人的予想であるが、「トヨタ自動車」のモデル企業として描かれている「アイチ自動車工業」の「アイチ」は「愛知製鋼」の「愛知」から取っているのではないかと思う。
◆山梨良夫のモデル高梨壮夫について◆
「LEADERS(リーダーズ)」で登場する日銀名古の店長の「山梨良夫」という人物は香川照之さんが演じておられるとのことだが、そのモデルとなった人物は、高梨壮夫さんという人物だ。
ちなみに、高梨壮夫さんは旧住友銀行出身で日本銀行の理事になられた方で、トヨタ自動車の推薦により、なんと!!日本自動車連盟(JAF)の初代会長となられたという物凄い人物であるようだ。
◆まとめ◆
「LEADERS(リーダーズ)」は実話をモデルに描かれたストーリーであるだけに、心を動かされる方も多いのではないかと思う。
かく言う、筆者自身も再放送を見たときは非常に感動したのであるが、26日にも「リーダーズ2」が放送されるということで非常に楽しみだ。
とても長い歴史を持つトヨタ自動車の物語、そして50年もの間、取引がなかったという住友銀行をモデルにした「西国銀行」がどのようにし描かれるのかが見所である。