たった1本の非純正ケーブルが原因でiPhoneが故障し、充電できず電源も入らない状態になってしまった。
iPhone自体は、半年ほど前に買ったばかりなのでこのようなことになるのは正直かなりショックだった。
しかも、中古で買ったので保障など入っていない。そのため、修理となるとかなりの費用がかかることとなる。
やむを得ず機種変更したものの、モバイルICOCAが「カード転送中」のまま使えない状態となり、改札も通れなくなってしまった。
結論から言うと、iPhone故障後にモバイルICOCAが使えない場合でも、旧端末側のカード情報を整理し、ウォレットの「見つかったカード」から再追加することで復旧できた。
筆者は基本ドケチであり、節約をするために100均のケーブルで充電していたのだが、このドケチ根性が裏目に出てしまった。
ということで今回は、「カード転送中」のまま進まないときに実際に復旧した方法を、筆者の体験を交えながら解説していきたい。
学生の方も、通学の際にiPhoneのモバイルICOCAをお使いの方もおられると思うので、ぜひ参考にしていただければと思う。
目次
iPhoneが充電できなくなり、電源も入らなくなり故障と判明
今回の発端は、iPhoneを非純正ケーブルで充電し続けていた結果、まったく充電できなくなり、そのまま電源も入らなくなったことである。
もちろん、本当に非純正ケーブルだけが原因だったのかは断定できない。バッテリーが故障したのか、基板が故障したのかも不明である。
ただ、何をやってもうんともすんとも言わなくなったので、これは故障であると確信した。
筆者は一時期スマホのコールセンターに勤めていたことがあった。それにもかかわらず、非純正ケーブルを使ってiPhoneを故障させてしまうとは我ながら情けないと思ったものだ。これでは専門家は名乗れまい、というのが正直な感想である。
旧iPhoneが使えない以上、まずは新しいiPhoneを買ってデータ移行を進めるしかなかった。
写真やアプリなどは戻せても、iPhoneでは元々使っていたApple Accountにサインインできないとデータが戻せないこともある。
そのあたりがうまくいかないと、不安とストレスはかなり大きいはずである。
筆者の場合はこの手の手順をある程度知っていたので、復旧そのものにそこまで時間はかからなかった。
しかし、知識があまりない方や初見の方からしたら、この不安とストレスはかなり大きいだろう。
モバイルICOCAが「カード転送中」のまま使えない
新しいiPhoneへデータ移行したあと、一番やっかいだったのがモバイルICOCAであった。
どうやってカード情報を引き継ぐのかがわからず、とりあえずウォレットアプリを確認してみたところ、ICOCAには「カード転送中」と表示されたまま画面が変わらなかった。
しばらく待っても状況は変わらず、その状態では改札口を通れなかった。
そのため、本来なら定期券で通れるはずの通勤費を自腹で払うことになった。
このとき本気で不安になったのが、「最悪の場合、定期券を買い直さなければならないのではないか」ということである。
すでにいろいろな出費が重なっているのに、さらに定期券代まで自腹を切らないといけないとなると、所持金が持たない。
それだけは何としても阻止したかった。
たった110円の非純正ケーブルが大きな出費につながった
今回の件でかかったお金は少なくない。
まず、ワイヤレス充電器なら旧iPhoneを充電できるのではないかと思い、ワイヤレス充電器を数千円ほど購入した。
しかし結果としては改善しなかった。
さらに、新しいiPhoneの端末代がかかった。
加えて、モバイルICOCAサポートセンターへ電話する際の通話料も発生した。
モバイルICOCAの定期券が使えなかったことによる通勤費の自腹も含めると大ダメージだった。
iPhoneが使えなくなっただけで、これでもかというほどお金がかかったので正直「もう勘弁してくれ」という気持ちだった。
安物の銭失いとはまさにこのことをいう。
たった110円の非純正ケーブルでここまで銭を失うとは思っていなかった。
みどりの窓口でも解決せず、電話代までかさんだ
最初は、みどりの窓口に相談すればどうにかなるのではないかと思った。
しかし、実際には「こちらでは対応できないので、モバイルICOCAサポートセンターに連絡してほしい」と案内された。
案内されたのは、モバイルICOCAサポートセンター(0570-039-666)で、受付時間は9時~18時であった。
どうしたらいいかわからず、そこへ電話しようとしたのだが、ナビダイヤルで20秒ごとに10円ほどかかるというアナウンスが流れ、しかも待ち時間も非常に長かった。
そのため、通話料もかなりかさんだ。
トラブルでただでさえ焦っている中、時間もお金も削られていくのは相当つらい。
スマホが壊れただけなのに、ここまで負担が大きくなるのかと痛感した。
電話での本人確認では先に進めなかった
サポートセンターでは、まず本人確認のための情報を聞かれた。氏名や電話番号などを伝えたのだが、「本人確認ができませんでした」と言われてしまった。
この時点でかなり絶望的だったが、幸い、他にも方法があるとのことで、その案内に従って操作を進めることになった。
コールセンター経験者でも今回のトラブルはきつかった
筆者は過去にスマホのコールセンターで働いていたことがある。当時は、ブチぎれて電話してくるお客さんが多く、「なぜこんなにガチギレしながら電話をかけてくるのだろう」と思ったこともあった。
しかし、今ではその気持ちがよくわかる。
時間とお金がかかるうえ、生活に必要なインフラであるスマホが使えない時間が続く。
これは正直、なかなかのストレスである。
連絡もできない、決済も不安、移行も不安、交通系ICカードも使えないとなれば、感情的になってしまう人が多いのも無理はない。
しかも、データの引き継ぎやApple Accountへのサインインがうまくいかないと、元のデータが戻せないこともある。その不安はかなり大きい。
筆者はある程度知識があったため、復旧までそれほど長時間はかからなかったが、知識がない人にとっては非常にハードな状況だと思う。
実際にモバイルICOCAを復旧できた手順
ここからは、実際に筆者が行ってモバイルICOCAを復旧できた手順を書く。
1. Apple Accountを開く
まず、Googleなどのインターネットブラウザで「Apple Account(アップルアカウント)」と検索すると、上のほうにApple Accountサポートが表示されるので、それをタップする。
直接アクセスする場合のURLは以下である。
2. 「アカウントの詳細情報を更新する」からサインインする
Apple Accountのページを開いたら、「アカウントの詳細情報を更新する」という項目の中にある青文字の「サインインする」をタップする。次のページでも青文字の「サインイン」をタップする。
すると「パスコードでサインイン」と表示されるので、以前のiPhoneおよび今のiPhoneで設定したパスコードを入力する。
これで無事サインイン完了である。
3. 「アカウントセキュリティ」を開く
サインインしたあと、「アカウントセキュリティ」をタップする。
すると、信頼できるデバイスの一覧が出てくるので、その中から以前のiPhoneのデバイスをタップする。
筆者の場合は、今のiPhoneと前のiPhoneに付けていた名前が同じだったので、どちらが旧端末なのか一見わかりにくかった。
そのため、「設定」→「一般」→「情報」にあるシリアル番号を見比べて、今のiPhoneと前のiPhoneを見分けた。
4. 旧iPhone側に残っているICOCAの項目を削除する
旧iPhoneのデバイスを開くと、ICOCAの項目が出てくるので、その項目を削除する。ここが大きなポイントである。
旧端末側にカード情報が残っていたことが、新端末側でうまく移行できなかった原因の一つだった可能性が高い。
5. ウォレットアプリでエラー表示を確認し、案内どおり削除する
そのあと、もう一度iPhoneのウォレットアプリでICOCAを見ると、「このカードは使用できません このカードを削除してください」というような文言が出た。
この表示をICOCAサポートセンターの担当者に伝えると、「画面の指示どおりに削除してください」と言われた。
そのため、「カードを削除」のボタンを押した。
6. 「見つかったカード」からICOCAを再追加する
次に、ウォレットアプリの上のほうにある「+」ボタンをタップする。
すると、「見つかったカード」という項目が出るので、その右側の数字のところをタップする。
するとICOCAが出るので、レ点のチェックを入れた状態で「続ける」をタップする。
そのあと、「ウォレットを使うためにiPhoneのパスコードを入力」と表示されるので、パスコードを入力する。その次にICOCAの画面になるので、確認の上で「次へ」をタップする。
しばらく待つと「追加中」という文言が表示されたあと、ICOCAカードが追加される。
7. 残高と定期情報が戻ってきた
再追加が完了すると、チャージ残高や定期情報も戻ってきて、無事カードが使えるようになった。
定期券を買い直さなければならないのではないかと不安だっただけに、ここは安心した瞬間であった。
復旧手順を簡単にまとめるとこうなる
- 新しいiPhoneのウォレットでICOCAが「カード転送中」のままになる
- Apple Accountにサインインする
- 「アカウントセキュリティ」から旧iPhoneを開く
- 旧端末側に残っているICOCA情報を削除する
- ウォレットで「このカードは使用できません」と表示されたら、画面どおりカードを削除する
- 「+」→「見つかったカード」からICOCAを再追加する
- 残高と定期情報が戻っていることを確認する
なお、こちらの手順については、JRおでかけネットにも掲載されていたので、ご確認いただければと思う。
残高と定期情報が戻ってきたとき、筆者は思わず「よっしゃーー!!」と叫びガッツポーズをした。
これ以上の出費を免れることができたので、ガチで嬉しかった。
今後このようなトラブルがあることに備えて、筆者はモバイルICOCAを解約したのち、定期券はカードで持っておきたいと思っている。
モバイルICOCAは便利ではあるが、自分にとっては故障時の安心感のほうが重要だと感じたからである。
考察・まとめ
今回の件で強く感じたのは、スマホの故障そのものよりも、その後に発生する影響のほうがはるかに大きいということである。
iPhoneが使えなくなる。新しい端末を買う。データ移行をする。モバイルICOCAが「カード転送中」のまま止まる。改札を通れない。通勤費を自腹で払う。サポートへ電話する。電話代がかかる。このように、一つのトラブルが次々と別の問題を呼び込む。
だからこそ、同じように困っている人には、すぐに定期券を買い直す前に、旧端末側にカード情報が残っていないか、Apple Account側で整理できないか、ウォレットの「見つかったカード」から再追加できないかを確認してほしい。
また、安価な非純正アクセサリを軽く見ないことである。今回それを身をもって痛感した。
数百円を惜しんだ結果、何倍もの出費と手間が返ってくることもある。今回は本当に高い勉強代であった。
あとは、万が一に備えて定期的にスマホのバックアップを取っておくことだろう。
筆者はたまたま以前にiTunesに取っていたバックアップがあったのである程度のデータが戻ってきて助かった。
こちらの記事をご覧の皆様はぜひとも筆者を反面教師にしていただけると幸いである。












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