今年2024年も早いもので、忘れてはならないあの「長崎原爆の日」、8月9日(8.9)が近づきつつある。
8月6日(8.6)「広島原爆の日」も絶対に忘れてはならないのであるが、今回は主に、長崎原爆について書き綴っていきたいと思う。
そこで、まず気になるのは、8月9日「長崎原爆の日」における黙祷時間であるが、時刻は毎年、「午前11時2分」となっている。
ちなみに、8月6日「広島原爆の日」の黙祷時刻は「午前8時15分」となっている。
これらの日が来るたびに、平和への思いを強めていきたいところだ。
8月9日「長崎原爆の日」黙祷時間
2024年8月9日(金)の「長崎原爆の日」における、黙祷時間については、冒頭でも申し上げた通り「11時2分」となっている。
ちなみに、こちらの時刻に黙祷が捧げられる理由については、原子爆弾が長崎県に投下された時間が11時2分であったため、その時間に合わせるためのようだ。
「長崎原爆の日」である8月9日(金)には、長崎市にある「平和公園」にて「長崎平和祈念式典」が開催され、その際に、「平和宣言」が行われることとなっている。
<平和公園>
なお、平和公園には「平和祈念像」が設置されており、その前に集まり、黙祷を行うのが恒例の行事となっているようだ。
<平和祈念像>
また、「平和宣言」は、長崎市長により行われるのであるが、それは世界に向けて、「核兵器の廃絶」及び「世界恒久平和」の意思を発信するという意味合いが込められているという。
世界へ平和を訴えかけ、再び核兵器が使用されることがないよう祈りたいものだ。
8月9日「長崎原爆の日」における黙祷のやり方
黙祷については、呼んで時のごとく、「黙(だま)って祷(いの)る」ということで、何も話さずに、ただ沈黙をして祷(祈)るという行為を行う。
その際に、手を合わせたり、目をつぶったりするというのは、自由となっており、特にこれという決まりはない。
ただ、周りに気を使い、携帯などは鳴らないようにしておいたり、その他、他の方に迷惑ならないよう気をつけておけばよいと思う。
そして、黙祷を行う際の方角としては、長崎(長崎市松山町171番地)の方を向くようにして、ただじっとして祷るとよいので、式典に参加できなくても、黙祷は可能となっている。
長崎原爆について
8月9日の朝、11時2分に投下された長崎原爆のコードネームは「ファットマン(Fat Man)」」といい、プルトニウム型の原子爆弾となっている。
ちなみに、広島に投下された原爆のコードネームは「リトルボーイ(Little Boy)」であったが、ファットマンの威力はその1.5倍であるという恐ろしいものだったようだ。
ただ、不幸中の幸いとも言うべきか、長崎市は周囲が山で囲まれた地形であったため、爆風などが遮断され、被害は軽減されたとのこと。
もし、長崎が平坦な土地であったならば、広島を上回る被害が出たのではないかと予想されている。
なお、広島の当時の人口が約42万人であったが、原爆により、約12万2千人に被害をもたらし、長崎では、人口約24万人に対し、約7万3千人が被害にあったといわれている。
原爆が投下されたことにより、どちらも人口が3分の1以上が削られるという、恐ろしい事態を巻き起こしたようだ。
考察・まとめ
原爆の恐ろしさと、被害に合われた方々のことは、これからも語り継がれ、我々の心にも残り続けるであろうと思う。
そして、このようなことは2度と起きてはならない。誰しもがそう願ってやまない時代になっていくことを祈りたいものだ。
「平和とは一体何なのか?」ということや、「核兵器の恐ろしさ」、そして「非核化を訴え続ける必要性」というのを、8月6日及び、9日の「原爆の日」に改めて認識するきっかけとなれば幸いである。