ウェルテル効果はなぜ起こる?対策とは?WHOも警鐘を鳴らすほど深刻な社会問題に…。

今朝、女優・竹内結子さんに関するとあるニュースが入ってきたが、そのニュースに関連して、「ウェルテル効果」というものに注目が集まっている。

ちなみに、ウェルテル効果とは何かというと、メディアの報道に影響されて、後追いという形で、自ら命を絶つということを行う人が増加する現象のことを指すようだ。

ウェルテル効果はもともと、社会学者のディビィッド・フィリップス氏によって命名されたもので、ゲーテの著作「若きウェルテルの悩み」に由来するものとなっている。

その現象自体は、WHOも非常に問題視をしており、警鐘を鳴らすほどとなっている。

今回は、そんなウェルテル効果がなぜ起こってしまうのか?ということと、対策はあるのか?ということについてまとめてみたいと思う。

ウェルテル効果はなぜ起こる?

 

まず、ウェルテル効果はなぜ起こるのか?ということについて見ていきたいと思うが、それは集団心理的な作用が影響しているのではないかと考えられる。

特に、日本人は集団に合わせて行動するという習慣があり、例えば、とある一つの行動を取る人が増えれば、それに続いて、他の人も同じ行動を取るようになるというもの。ファッションの流行などもそれに近い現象だと思われる。

ウェルテル効果の作用によって引き起こされる行動についても同様で、その行動を取る人が増えることによって、後追いして同じ行動を取る人が増えていくのではないかと考えられる。

そこで問題視されているのが、マスメディアによる報道となっている。

マスメディアによって大きく取り上げられ、広く報道がなされることにより拡散性だ。

つまり、拡散されることによって、何度も耳に入り、それがあたかも日常的で一般的なものとして、捉えるようになってしまうことに問題があると考えられる。

昨今においては、SNSの発達によって個人がメディア化し、ウェルテル効果によって引き起こされる行動について、何度も取り合げられたりすると、見たり聞いたりした人にとっては、意図せずに自分の思考に侵入してくる。

すると、例えば、お亡くなりになった方の状況と自らの状況を重ね合わせて、生きるか命を絶つべきかという極端な思考に陥ってしまうという危険性がある。

ウェルテル効果がなぜ起こるのかについては、その他にも、個々人の”うつ”などの精神的な要因も重なっている可能性もあり、細かく見ると、様々な要因があるのかもしれない。


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ウェルテル効果の対策とは?

 

次に、ウェルテル効果についての対策について見ていこうと思う。

対策として最も有効なのは、メディアによる規制であったり、制限が最も効果的であると思う。

それは例えば、筆者が書いているようなブログであったり、ツイッターやインスタグラムなどのSNSや、テレビ、新聞、ネットニュースなどのメディア媒体で深く取り上げないようにするというもの。

その内容については、WHOでもガイドラインが設けられており、日本の厚生労働省によってもそれが分かりやすくまとめられている。

詳しくは、「厚生労働省の公式サイト」にて確認頂ければと思う。

報道する側の対策としては、WHOのガイドラインに沿って報道することであると思うが、そういった報道を見聞きする側の対策としては何かあるのだろうか?

それについてはさまざまであるが、例えば、悩み事、ストレスに押しつぶされそうになっていた場合は、信頼できる周囲の人に相談してみたり、専門のカウンセラーに相談することなどが考えられる。

もともと、うつなどの精神的な疾患を抱えている場合は、専門的な医療機関である精神科の医師に相談をすることが必要になってくるケースもある。

やはり、重要なこととしては、一人で抱え込まないということであると思う。

加えて、極力ネガティブになりやすい報道をそもそも見ないようにするということも有効であり、一定期間、SNSを使用しないようにしたり、特に必要でないネガティブな情報は非表示したり、ブロックしたりするも対策の一つであると思う。


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ウェルテル効果はWHOが問題視するほど

 

ウェルテル効果は連鎖的な作用を及ぼすという意味ではとても恐ろしい効果であるが、命を絶つという行為自体は、肉体的・精神的に安定し健常であれば通常は行わないと思われる。

なので、もともと生活が不安定であったり、精神的に追い詰められているなか、そういったネガティブな報道を耳にすると、思考がそちらの方へ傾きやすくなるのではないかと思う。

また、報道によって拡散されることによって、そういった辛い境遇にある方が、同じように命を絶つという選択をする人が増えてしまうことに問題があると思う。

今やコロナによって、日本を含め世界で経済的に大きなダメージを負っているが、社会経済が傾くと、より危険性が増すのではないかと懸念する。

というのも、失業者数と自殺者というのは相関関係にあり、経済の悪化により失業者が増えると、自殺者数も増える危険性が高くなる。

なので、経済が悪化している状況だと、ウェルテル効果がより大きくなってしまう恐れもあるので、筆者を含め、メディアでの情報発信にはより気を配る必要がありそうだ。


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